皆さんは、落語に興味がおありでしょうか?
わざわざ落語を見に行くというほどではなくても、日本人であれば昔から落語を聞いたり、小噺を聞いたりしたことはあると思います。
日本には昔から落語家さんという話のプロがおります。もともとの落語のルーツは、仏教と縁が深いというらしいのですが、そういえばお坊さんの説教というものもユーモアがあり、なめらかで聞きやすい話し方をされているような気がします。
今では、スピーチとか、プレゼンとか言って、ビジネスの世界での話し方が注目されていますが、もともと日本では落語という洗練された文化があって、話を楽しむということが庶民レベルで行われてきているわけです。
また、落語の他にも、歴史物語を語る「講談」なども古くからの文化です。
それでは、「古典落語の笑いと温もり」と題した落語を見てください。
落語の特徴は、話をすべて暗記して、大きな声で滑舌よく、表情を出しながら話すということです。
このことは、実はスピーチやプレゼンの基本にもなっていることです。
落語には、最後にオチ(落ち)があるので、「落ちを持つお話」ということで落語と呼ばれるようになったそうです。
このオチの部分は、現在の漫才やお笑いにもあり、伝統が受け継がれているところも面白いところです。
話が面白いとか、話し方がうまいというのは、このオチをどこにもってくるかということなのかもしれません。
話し方に興味のある方は、ぜひ落語にも興味を持っていただければと思います。
ヒューマン話し方教室 スタッフより