なぜ、日本には朝礼というものがあるのだろうと思いませんか?
単なる業務の報告や仕事内容の確認という意味であれば納得はできても、スタッフが交代で朝礼でスピーチするというのは、どうみても日本ならではの習慣のような気がします。
もちろん、管理職ともなれば社員の統率や働く意欲を高めるという意味で、ある程度の「話」をしなければならないことも多いと思います。
しかし、昨今の日本の会社では、一般のスタッフが持ち回りで朝礼のスピーチを担当するという習慣が根付いているように思います。
そして、朝礼スピーチがあることで、会社に行きたくないと考える人も少ないないようです。
日本では、小学校から就職するまでに人前に立って話すという教育を全く受けていません。ですから、自己紹介くらいはできても、人に影響力のあるような話を人前でするなんて到底できないという人が多いのです。
特に、最近のスマホ世代の若者たちは、情報を集めることはあっという間にできたとしても、その情報を自分の言葉として発信して、多くの人に伝えるということは、苦手ではないでしょうか?
いや、スマホ世代だけではなく、中堅社員もそうだし、ベテラン社員であっても、そういう訓練を受けていない人は多いように思います。
そういうことから、会社では朝礼でのスピーチをスタッフレベルの社員に経験させることで、これからのリーダーとしての自覚と経験を身に着けてほしいと考えているように思われます。
しかし、当の本人にとっては、人前で話すことは恥ずかしいし、話す話題もないということで、しどろもどろになり、逆に恥をかいてしまい自信をなくしてしまう人が多いのです。
この傾向は管理職の男性だけではなく、最近増えている女性のリーダーやグループスタッフにとっても切実な問題となってきています。
つまり、朝礼で堂々と話ができることが、会社で生き残っていくために避けては通れない道になってきているのです。
しかし、自分の順番が回ってくると、ドキドキしたり精神的に追い詰められたりして、朝礼のある日には会社に行きたくないという人も多いのではないでしょうか。
実は、小学校以来習ったことがない「話し方の極意」を教えているのが「話し方教室」なのです。
その「極意」を習得するためには、頭ではなく体で話し方を覚えていくトレーニングをすることが一番大切なのです。
「話し方なんて、なんとかなるだろう」と考えている人も多いと思いますが、実はとても奥が深く、人が人に対して何かを伝えるということはとても大変なことなのです。
今の時代、苦手という人だけでなく、もっと話し方を追求したいという人も「話し方教室」を受講しているのです。
ヒューマン話し方教室の前身のヒューマンゼミナールの創始者である故捨田利裕先生は、「話し方はチャレンジレッスン」ということを言われていました。
私たちは、小学校以来、話し方を科目として学んだことは一度もないのです。ですから、最初から才能があるとか、ないとか、そういうものではなく、一から学ぶ機会を得ることが大切なのです。
自己流ではなく、きちんとしたトレーニングを受けることで話し方は飛躍的に上達していきます。話し方が変われば、あなたの人生も好転していくのです。
ですから、恥ずかしがらずに、基礎のトレーニングから始めてみてください。段階的に継続して続けていくと、ある時期から、自分の中に話し方の正しい作法が身についてくるはずです。
ただし、少しのトレーニングをすることで、頭でわかった気になる人も多いのですが、それでは本当の話し方の本質に到達はできません。たとえば、体験レッスンだけ受けてわかったような気になる人がそのような人です。
話し方はテクニックではなく、「人に伝える」という形のないものを体得する修行みたいなものなのです。
それは、ひいては自分を深みのある人間に成長させることができますし、それにより周りの多くの人を幸せにすることもできるのです。
そういう話し方の基礎を是非多くの人に学んでいただきたいと思っています。
ヒューマン話し方教室 スタッフより