行動習慣を変えるしか自分に勝つ方法はない

なでしこジャパン

スポーツが持つ不思議な一体感

今週は、ワールドカップでの「なでしこジャパン」の活躍に感動した人も多いと思います。

スポーツのいいところは「正々堂々と」「全力で」「必死に」闘っている選手の姿を、見ている人々が応援しているというところだと思います。

人を応援するという心と、応援している人に応えたいという心の繋がりが、不思議な一体感を生んでいるように思います。

前回、今回と、「なでしこジャパン」が私たちに与えてくれた勇気に感謝したいと思います。

なりたい自分になるための方法とは?

話は変わりますが、「自分を変えたい」「こんな自分になりたい」という場合はどうでしょう。

この場合は、応援するのも自分で、応援されるのも自分ということになります。

心の中では、「今までの自分を守りたい」という気持ちと「新しい自分に変化したい」という気持ちが戦っています。

サッカーでいえば、ディフェンスとオフェンスを同時にやっているような感じですね。

いずれも自分の心の中での葛藤ですから、まわりの人には見えません。

そして、心の中の葛藤が最高潮に達したときに、私たちは何らかの行動を開始します。

しかし、その行動の途中で「これで本当に間違っていないのか」「自分は本当にこれが出来るのか」という弱気な心が生じることがあります。

優柔不断で自分で決められない人は、この弱気な心をコントロールすることができません。

一方で、一旦決めたら、最後までやり通すことができる人は、この弱気な心に打ち勝つ勇気を持っている人だと思います。

「自分をなりたい自分に変えていく」ということは、このような意味でとても勇気のいることです。

しかし、どんな人であっても、「自分を変えていく」ための方法があります。

この方法は、話し方教室を経営されていた故捨田利裕先生から教えていただいたことです。

その一つは、仲間を作るということです。

一人だとあきらめてしまいそうな場合でも、仲間がいれば乗り越えられる可能性がアップします。

仲間に自分の気持ちや心の葛藤を話すことで、自分の心が落ち着き整理されるという効果もあります。

また、仲間に自分の決心したことを話すことで、目標がはっきりとしてきます。

もう一つが、自分の行動習慣を変えるということです。

多くの人は、心の持ち方を変えれば行動習慣が変わると考えていますが、それは大きな間違いです。

むしろ、行動習慣を変えることで、心の持ち方を変えることができます。

人の心とは移ろいやすく、とても弱いものです。心の状態を安定に維持することができるのは悟りを開いたお釈迦様くらいだと思います。

私たち一般人は、まずは行動習慣を変えることを決めて、それを実行すること。

その中で、自分の心の状態も自然に変わっていくことで、新しい自分を発見してくると思います。

もし、あなたが何かに悩んでいるならば、まず自分の行動習慣を変えてみてください。

きっと、いい効果が現れてくると思います。

ヒューマン話し方教室 スタッフより