最近は、新しい話し方教室も増えてきているようですが、ボイスレッスンや話し方のテクニックだけを教える話し方教室もあるようです。
アナウンサーやタレントを目指すような方と、一般の社会での話し方というものは、その根本から大きく違っています。
確かに練習を何度もして、滑舌をよくして流暢に人前で話せることも大切だと思いますが、テクニックだけで培われた話し方というものは、自己満足にはなっても、その先の未来は明るくありません。
臨機応変にあらゆる状況にも負けない話し方というものは、決してテクニックではなく、自分の中に確固たる伝えるためのポリシーを持つことが必要です。
話し方は、人それぞれの個性があります。流暢に話すだけでは相手の心に響きません。
あなたもよく知っているジャパネットタカタの高田会長の話し方は、なぜ人々を買う気にさせるのでしょうか?
高田会長は、大学の時に英語を学び、商社に入ってから東欧諸国に派遣され、そこで初めてセールスを経験されたそうです。東西の冷戦のさなかの東欧諸国は、現在のように親日的ではありませんので、かなり苦労されたようです。その後、長崎に帰ってきて電気屋をはじめたそうですが、そこで実演販売に目覚めたそうです。
高田会長の日本語は、すこし長崎のなまりが入っているのでしょうか、標準語と違ったリズム感をもった話し方に聞こえます。
高田会長の話し方の特徴は、テレビを見ている人の疑問や考えていることに出来るだけ答えようとしているのが感じられます。商品のスペックや良さを連呼するのではなくて、商品を使ったときの喜びや感動に重点をおいて話しているように思います。
つまり、スピーチではなく、対話であるということです。
いい話し方というのは、相手に伝わる話し方です。
いい話し方というのは、自分の考えていることを相手に伝えると共に、相手が考えていることを予想して、疑問に答えるような話し方です。
そして、何よりも相手を信じ、自分を正直に表現することです。
ヒューマン話し方教室では、他の話し方教室にはない「アイデンティティートレーニング」という画期的なプログラムがあります。
これは、故捨田利裕先生が開発したプログラムで、自分の内面を深く見つめ、過去の自分の生き方と、なりたい自分の生き方をはっきりと認識するためのトレーニングです。
話し方は、その人の生き方がにじみ出る「味」みたいなものです。
その「味」を洗練することは、自分自身の人生そのものを洗練していくことにほかなりません。
そういう意味で、話し方は、あなた自身の姿と同じものだとも言えます。
ヒューマン話し方教室で、多くの仲間を作り、よりよい人生を見つけてほしいと思います。
ヒューマン話し方教室 スタッフより