意識することで誠意が伝わる話し方になる

電話でも、メールでも、直接の会話においても、相手に対して誠意を持って話す(書く)ことで、コミュニケーションは格段にレベルアップします。

私も日頃から多くの方とお話しをする機会が多いのですが、仕事ができる人であっても、人間どうしのコミュニケーションが出来ていない方が多いように感じます。

決してノウハウ的なものではなく、コミュニケーションをとるためには、相手と完全に向き合うという心構えが一番必要です。

自分が逃げ腰だったり、相手の話しをきちんと聞いていなかったり、自分には関係ないというふりをしたりすることは、話している相手に対しても失礼ですし、何よりも自分中心主義だと見られてしまいます。

話しというものは、自分と相手の間のちょうど中間付近に浮かんでいて、それを両者がいろんな角度から具体的なものにしていくという作業だと思うのです。

相手から出てきた話しの種を、きちんと理解して具体的なものにしていく作業が、誠意のある話し方になります。

相手の話しの種を無視したり、違う話しの種に置き換えたりすることは、相手に対して失礼なことだと認識する必要があります。

逆に、自分が話す場合においても、相手がキャッチできる話しなのかどうか、話しの流れの中で自然な話しなのかどうか、など相手が考えていることも想定して内容や、話し方を変えていく必要があります。

一番悪い例としては、感情的になって言葉より感情が勝ってしまうことです。

早口になったり、売り言葉に買い言葉のような状態になってしまうと、信頼関係は一気に崩れ、コミュニケーションどころではなくなります。

このようなことにならないために、日頃から会話において大切にしておきたいことがあります。

1.相手が話している時、相手の目を見ること。

2.相手の話しの意図について、確認しながら会話を進めること。

3.間を置きながら、急がずに話すこと。

4.自分に関係ないと思った話しであっても、相手の立場になって聞くこと。

私も、コミュニケーションに関しては、これまで数々の失敗をしてきましたが、その失敗の多くは急ぎすぎて言葉を発している時に起こっているようです。

そういう反省もこめて、今回はこういう記事を書いてみました。

皆さんも、自分の日頃の会話を思い出して、きちんとコミュニケーションができているかをチェックしてみてください。

ヒューマン話し方教室 スタッフより