仕事とは別に、空いた時間で自分のスキルを磨きたいという人も多いと思います。
最初は、「さあ頑張るぞ~」と意気揚々と初めてみたものの、2,3回くらいでその気力が減退して、いつの間にか自然消滅してしまう・・・というようなことってありませんか?
決して、あなただけではなくて、ほとんどの人がそのようなことを体験していると思います。
私たちの心というものは、とても流動的で勝手で、節操がなくて怠惰なものだということを知ることが大切です。
そういう信用のならない自分の心をどのようにコントロールして、初心を忘れず継続させることができるのでしょうか?
この場合、コントロールしているのも自分ですから、心の審判がこれくらいだったらいいかと甘いことをささやいて、結局は元の木阿弥ということになってしまいます。
つまり、自分でコントロールするということは、よほど強い意志を持っていないとできないわけです。
逆に言うと、「自分でコントロールできる」なんてことは土台無理なことだということなのです。
そこで、どうするかというと、まわりの人に向かって自分の継続することを「宣言」し、それを記録として残し、証拠として消えない状態にしてしまえばいいのです。
これを「有言実行」といいますが、さらに進めて「公言公開実行」というくらいまで高めておく必要があります。
自分の習慣や考え方を大きく改革していくためには、これくらいの思い切った決断が必要なのです。
この思い切った命がけの決断のことを、「決心」といいます。
人は、「決心」ができれば、必ずそれを守ることが必要になり、まわりから見られているということもあって、継続することが義務化してきます。
最初は義務だと思っているので、とてもつらい時期がありますが、ある時期を過ぎるとそれをすることが「あたりまえ」と捉えるようになってきます。
大人になると、自分で何でも決められるようになりますが、逆に言えば自分を怠惰な方向に向かわせることになります。
そういう怠惰な自分と決別して、新しい自分に変わるための「決心」をすることが、今の私たちに必要なことだと思うのです。
ヒューマン話し方教室 スタッフより