相手が話している内容が自分にとってよく理解できないという場合があります。
そのような時、あなたはどんな態度をとりますか?
- 無表情で違う方向を見る
- わかったようなふりをして笑う。
- わかったようなふりをしてうなずく。
- わかったようなふりをして話を変える。
- 頭を傾けてわからないようなふりをする。
- わからないことを漠然と相手に伝える。
- もう一度説明してほしいと伝える。
- ここがわからなかったと具体的に伝える。
1対1で話している場合は、相手を無視するようなことはできませんし、わかったようなふりをしても、相手からそのことが察知されてしまうので、おそらく5~8の態度をとる人が多いと思います。
しかし、会社での10人程度の会議や、大きな会場で行うプレゼンなどの場合はどうでしょうか?
この場合は、わかったようなふりをする人が多いのではないかと思います。
もちろん、自分の勉強不足で話がわからない場合は別として、聞いている大勢の人がおそらく理解していないと考えられるような場合は、人数に関係なく話し手にきちんと質問をして、内容をみんなに理解できるように話してもらうことが必要です。
実は、「人前で話す」ことだけでなく、「人の話を聞いて質問する」ということも話し方の上達のために大切なことです。
大きな会議になればなるほど、人前で質問することは、緊張したりあがってしまうことが多いと思います。
ですから、緊張することが少ない日頃の小さな会議で、質問をする習慣をつけておくことが話し方の訓練につながります。
似たような話として、あなたが道を歩いていて、突然外国人から道を聞かれたとします。
外国語がわからないあなたは、どういう態度をしますか?
- わからないというジェスチャーをして逃げる。
- 日本語でわかりませんと言って逃げる。
- 言葉はわからなくても、必死に話している内容を聞こうとする。
- 内容がわかるような人のところまで連れて行く。
人から何かを聞かれたときに、きちんとその人の目を見て話を聞くことは、たとえ言葉がわからなくても相手に誠意だけは伝わります。
日頃からの小さな心がけが、あなたの話し方を少しずつ変えていくと思います。
ヒューマン話し方教室 スタッフより