話し全体を構造化して聞く力・話す力が大切です

会議

人の話を正しく理解するためには、日ごろから話を構造化してまとめるという習慣をつけることが大切です。

この構造化というのは、会議やミーティングなどで話される話題をまとめて、わかりやすくすることを言います。

私達は人が話したことについて、すべてを覚えているわけではなく、頭の中で要点をまとめながら聞いていると思います。

1対1で話す場合でも、論点がずれてしまうことがありますが、多人数で話すような場合は、人それぞれの受け取り方が異なってしまい、そのために話の内容がばやけてしまうことがよくあります。

このため、通常の会議では進行役や、議長というような人がいて、話の内容を時折まとめながら、会議を進めていくのですが、日本の会社で行われている会議の多くは、とりとめのないような話が延々と続き、何が話の結論になるのかが全くわからないようなことも多々あるようです。

このような意味で、多人数での会議の場合は、進行役の話をまとめる力(構造化する力)が問われてきます。

会議の中で発言する場合も、台本があるわけではないので、議題に対してどのような発言をすればいいのかは、まわりの人の発言をきちんと理解し、その要点に対して発言することを求められます。

一方、自分が主役として話をする場合にも、だらだらと話していたら相手には何も伝わりません。自分の話の内容についても、きちんと要点を構造化して簡潔に話すことが必要です。

話の構造化で一番いい方法が、手書きで要点をまとめていくという方法です。

頭で覚えるのではなく、直接紙に要点だけを書きながらまとめていくという手法です。

最近は、パソコンでタイプしている人を多く見かけますが、実はパソコンでまとめるという処理はいいようで、実は構造化には向いていません。

話の要点を紙に書きながら、線で結んだり丸で囲んだりしながら、立体的にとらえて構造化することが必要だからです。

紙に対して話の流れや要点を構造化してまとめておくと、自分が発言する場合に、これまでの話の流れを簡潔にまとめて話し、そののちに自分の意見を言うことができるようになります。

このような話の構造化を習慣づけることにより、わかりやすい話し方を身に着けることができるようになります。

働き方の多様化の中で委縮しないために

170966

170969

最近は、大学を出て一度は就職して正社員となったものの、数年働いてから会社を辞めてしまったという人がだんだん増えている時代になってきたようです。

長い不況の中で再就職で正社員になることは難しく、仕方なく派遣社員やパートとして長らく働いているという方も多いのではないでしょうか?

男性、女性に関わらず、再就職で希望の職につけるという人は、ほんの一握りで、安定した職業で一生を働けるというような時代ではなくなってきていると思います。

一方で長らく安定した職についていた人であっても、中高年になって退職し、独自の道を歩んでいる人も増えているように思います。

安定した職業でいつまでも働きたいという人もいれば、チャレンジして自分の可能性を広げたいという人もいると思います。

年齢や性別、正社員や派遣社員、給料の多さや少なさというような、多くの格差はあると思いますが、働いているということには何ら違いがあるわけではないのです。

人と比較しないで、自分の生き方をしっかりと見つめることで、あなたなりの次の一歩が見えてくるのではないかと思うのです。

先日、長年派遣社員をされている方と話す機会がありました。

派遣で働くことで、職場が変わったり、一緒に仕事をする人が変わったり、仕事の内容が変わったりと臨機応変に自分を適応していくことは、とてもストレスがかかることだと思います。

できれば、いつかは安定した職につきたいと考えている人が多いと思います。

しかし、日本では「働き方の多様化」に対応した「人間の教育」が十分に発達していないため、従来からの古いしきたりや、考え方に支配されている人が大勢いるようなのです。

どんな働き方をしていても、自分の職業に誇りを持って働けていれば、何ら問題はありません。

仕事に対する自信や誇りというものは、自分の力量やスキルだけで生まれるものではありません。

まわりの人との付き合いや、きちんとしたコミュニケーション、そして信頼関係などを日々培いながら仕事をしていくことが、その人の自信や誇りを深めてくれると思います。

そういう意味で、人に揉まれる経験を積むことが、その人自身を強くしていくと思います。

もし、あなたの心が委縮しているときには、是非ヒューマン話し方教室の門を叩いてください。

きっと、人生が変わると思います。

ヒューマン話し方教室 スタッフより

心に響く話し方、うますぎない話し方

最近は、新しい話し方教室も増えてきているようですが、ボイスレッスンや話し方のテクニックだけを教える話し方教室もあるようです。

アナウンサーやタレントを目指すような方と、一般の社会での話し方というものは、その根本から大きく違っています。

確かに練習を何度もして、滑舌をよくして流暢に人前で話せることも大切だと思いますが、テクニックだけで培われた話し方というものは、自己満足にはなっても、その先の未来は明るくありません。

臨機応変にあらゆる状況にも負けない話し方というものは、決してテクニックではなく、自分の中に確固たる伝えるためのポリシーを持つことが必要です。

話し方は、人それぞれの個性があります。流暢に話すだけでは相手の心に響きません。

あなたもよく知っているジャパネットタカタの高田会長の話し方は、なぜ人々を買う気にさせるのでしょうか?

高田会長は、大学の時に英語を学び、商社に入ってから東欧諸国に派遣され、そこで初めてセールスを経験されたそうです。東西の冷戦のさなかの東欧諸国は、現在のように親日的ではありませんので、かなり苦労されたようです。その後、長崎に帰ってきて電気屋をはじめたそうですが、そこで実演販売に目覚めたそうです。

高田会長の日本語は、すこし長崎のなまりが入っているのでしょうか、標準語と違ったリズム感をもった話し方に聞こえます。

高田会長の話し方の特徴は、テレビを見ている人の疑問や考えていることに出来るだけ答えようとしているのが感じられます。商品のスペックや良さを連呼するのではなくて、商品を使ったときの喜びや感動に重点をおいて話しているように思います。

つまり、スピーチではなく、対話であるということです。

いい話し方というのは、相手に伝わる話し方です。

いい話し方というのは、自分の考えていることを相手に伝えると共に、相手が考えていることを予想して、疑問に答えるような話し方です。

そして、何よりも相手を信じ、自分を正直に表現することです。

ヒューマン話し方教室では、他の話し方教室にはない「アイデンティティートレーニング」という画期的なプログラムがあります。

これは、故捨田利裕先生が開発したプログラムで、自分の内面を深く見つめ、過去の自分の生き方と、なりたい自分の生き方をはっきりと認識するためのトレーニングです。

話し方は、その人の生き方がにじみ出る「味」みたいなものです。

その「味」を洗練することは、自分自身の人生そのものを洗練していくことにほかなりません。

そういう意味で、話し方は、あなた自身の姿と同じものだとも言えます。

ヒューマン話し方教室で、多くの仲間を作り、よりよい人生を見つけてほしいと思います。

ヒューマン話し方教室 スタッフより

ムヒカ大統領の世界を変えるためのスピーチ

ウルグアイはブラジルの南に位置する小さな国です。

ムヒカ大統領は、2010年3月~2015年3月までの5年間、ウルグアイの大統領をつとめた方ですが、世界で一番貧しい大統領として有名な方です。

ムヒカ大統領は、若いころ軍事政権に反対するゲリラとして戦っていました。しかし、1972年に逮捕され13年間にわたり拘束されることになります。出所後、政治団体を作り、1995年、議員に当選します。その後2009年の大統領選挙で大統領となります。

大統領となってからは、給与のほとんどを寄付し、自身は貧しい暮らしをしがら、日々国民と接し、国民の話を直接聞いている大統領でした。ウルグアイの国民から絶大の支持と尊敬を受けていました。

私がムヒカ大統領を知ったのは、2015年3月の初めです。あるテレビ番組で大統領のことを始めて知りました。日本人のレポータが直接大統領にインタービューすると、その中で大統領は日本人に向けて次のようなメッセージを伝えました。

「日本は生活していくための長い歴史を持っている。島国であるにもかかわらず世界第三位の経済大国となった。そして日本には最先端のテクノロジーもある。戦争に負けたにもかかわらず、世界に認めてもらうよう努力し続けた。そんな日本人はとても特別な存在で、名誉を重んじる民族だ」

動画は、2012年、環境問題を話し合う国際会議のリオ会議での大統領のスピーチです。このスピーチは、世界の国々に大きな衝撃を与えたスピーチとして語り継がれています。

現代に生きる私たちの生き方に対して、決定的な疑問を投げかける内容です。

本当の幸せとは何か、私たちは大切なことを見失っているのでは?

恐らく、私たちの心の奥底の疑問を代弁してくれているスピーチだと思います。

是非、最後までご覧ください。

このスピーチの内容は、日本でも絵本になっています。

 

ヒューマン話し方教室 スタッフより

AKB総選挙にみるスピーチのすごさ

昨日、AKB総選挙が福岡ドームで開催されました。

テレビで放送されていたので見たという方も多いのではないでしょうか?

私は、毎年AKB総選挙を楽しみにしている一人なのですが、何がいいかというと、順位もありますが、何より一人ひとりのスピーチがすばらしいという点です。

アイドルという立場で多くのファンの前で発せられるひとつひとつの言葉は、重みがあり、嘘のない言葉であり、流暢ではなくても確実に伝わる何かを持っていると思います。

特に、今後のテレビ出演が約束された16位以内に入った人たちのスピーチには、自分のことだけではなく、多くの責任と期待に応えようとする気持ちが込められているように感じました。

今年のAKB総選挙で最も注目していたのは、高橋みなみさんの言葉です。

AKBに入って10年、今年AKBを引退する高橋みなみさんの言葉は、他の誰よりも輝いていました。

恐れ多いのですが、引用させていただきます。

「まず、皆さん本当にありがとうございました。私がAKBに入ってからことしで10年がたちます。7回目の総選挙、最後の総選挙でした。

一期生としてメンバーとして入ってきて、たくさんのメンバーの卒業を見送ってきました。いろんな葛藤やいろんな思いがありました。そして私は、入って1年ぐらいの時に、あることに気付きました。私はこのグループでは一番になれない、ということです。同期には前田敦子がいました。次の期には大島優子がいました。みんなすごくて、カリスマ性があって、絶対的人気があって…。

私は歌手になりたくて芸能界を目指しました。たくさんオーディションに落ちました。そして受かったのがAKB48でした。歌手になりたいけどアイドルになりました。かわいいとか、アイドルとか、全然分からなくて…。どうすれば人気が出るのか、とかも分からなくて…。でも、このグループがすごく好きになったから、すごく頑張りたいなって思って。気付いたらキャプテンになって、総監督になっていました。

そして総選挙があって。私なんかが1位になりたいなんて言っちゃいけないなって思いました。グループが好きだからこそグループの先を見ました。『この人がセンターになった方がいいな』『この人が次、1位になったらいいんじゃないか』。自分のことなんてどうでもよかったんですけど、でも、きっとここにいるメンバーみんなが思っていることを私も一緒に思っています。

1位になりたいって言ってみたいな、ってことです。

私は最後の総選挙で初めて1位になりたいと言いました。確かに目標としていた順位に届かなかったし、ここまで呼ばれなかったから1位になろうって思ったけど…でもね、今は本当にすがすがしいです。1位になりたいって言って、ファンの皆さんと一緒に一つの目標に向かって頑張ってこれたことがとてもうれしいです。とっても幸せです。

ここに立ったら何を言おう、とすごく考えていました。何を言うのが正解なのか、最後の総選挙で私はみんなに何を残せるのだろう、と。なので、ここからはぜひメンバーに聞いてもらいたいと思います。

私はメンバーに残したい言葉があります。多分、みんないろんな活動をしていて、悔しいなとか、頑張っても、100頑張っても1ぐらいしか評価されないなって、たくさん矛盾を感じていると思います。でもね、人生っていうのはね、きっと矛盾と戦うものなんだと思います。いろいろ思うことがあると思う。でも、頑張らなきゃいけないときっていうのがあるし、頑張らなきゃいけないときっていうのは一瞬ではないということをみんなに覚えておいてほしいなって思います。

272人、今回立候補しました。呼ばれたのは80人でした。呼ばれなかったメンバーは、では、頑張っていなかったのか。違います。みんな頑張ってます。劇場公演に立ち続け、学業を両立して頑張って、自分のやらなきゃいけないことと一緒に頑張っているんです。でも、ここに立てるのは80人なんです。だからきっと、AKBグループにいればいるほど頑張り方が分からなくなると思います。どう頑張ったら選抜に入れるのか、どう頑張ったらテレビに出れるのか、どう頑張ったら人気が出るのか、みんな悩むと思うんです。

でもね、未来は今なんです。今を頑張らないと未来はないということ。頑張り続けることが難しいことだってすごく分かっています。でも、頑張らないと始まらないんだってことをみんなには忘れないでいてほしいんです。

私は毎年、努力は必ず報われると私 高橋みなみは人生をもって証明します、と言ってきました。努力は必ず報われるとは限らない…そんなの分かってます。でもね、私は思います。頑張ってる人が報われてほしい。だから、みんな目標があると思うし、夢があると思うんだけど、そのね頑張りがいつ報われるかとか、いつ評価されるとか分からないんだよ。分からない道を歩き続けなきゃいけないの。キツいけどさぁ。

でもね、誰も見てないとか思わないでほしいんです。絶対ね、ファンの人は見ててくれる。これだけは私はAKB人生で本当に一番言いきれることです。だから、あきらめないでね。

松村(香織)がまさか私の名言を言ってくれるとは思わなかったんですけど…そうねぇ、ネタにされるよね(笑)。きれいごとだもんね。でもね、ことしも卒業してからも言わせてもらいます! 最後なので、まぁよくアコースティックバージョンとかさ、(篠田)麻里子さまにイジられたりしたんだけど、これが“高橋みなみ総選挙ラストバージョン”です。

皆さん一緒に言ってくれますか?(笑) いきます、せーのっ、努力は必ず報われると、私、高橋みなみはこれからも人生をもって証明します。ありがとうございました!」

 

不思議なものですが、1つのことに10年かけた人の言葉というのは、聞く人に自然に感動を与えることができるんですね。

若いとか、年をとっているとか関係なく、今を必死に生きることが夢につながるということを、AKBは世界中に伝えているように思います。

AKBは単にアイドルというだけでなく、日本の文化のひとつになってきているように思いました。

ヒューマン話し方教室 スタッフより